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木の家に住むことを
勉強する本

■著者「木の家」プロジェクト
■発行 泰文館
■発売 農文協


まず目を惹くタイトル。
建築家のみならず、林業家、作家、牡蠣養殖家、写真家、絵本作家にグラフィックデザイナー。
様々な業種の人たちが集結して出来たプロジェクト。「森」に視点を合わせ、
森の意味、森で生きる様々な人を取り上げています。木の図鑑。木材の科学。
知っておきたい木材の知識などもわかりやすく掲載。
木の家で知っておきたいことをいろいろな角度から取り上げ、
実例もたくさん盛り込まれています。木は、どのように育てられるか、
伐採までの過程や、杉の値段の話についても。
それを知ったからといって、別にコストが下がるわけではありませんが、
木の家に住まうことの意味や価値が、きっとありありと、楽しげに見えてくるように思われます。
専門書のような堅苦しさはなく、絵や写真が随所に盛り込まれ、とても読みやすくなっています。
森の意味、森に生きる人。木の図鑑、木材の科学。
そして、その木を相手に仕事をする建築家や棟梁の仕事ぶり。肝心の木の家の実例も含め、
全体が丁寧な取材と詳細データにより構成され、木と家に関心を寄せる人が
いつも手元におきたい本に仕上がっています。
付録とはいえない、「木造住宅用語辞典」もついてます。
タイトルそのままに「木の家に住むことを勉強する」絶好の参考書となるのではないでしょうか。