すまいのコラム~建友ホーム~

宮城・仙台の建友ホームは、無垢材を使用した外断熱工法をはじめ、独自の技術によって暮らしに潤いと快適性をもたらす全く新しい木の住まいをご提案致します。 こちらのブログでは、イベント情報や住まいに関するコラムなど、皆さまのお役に立てるような情報を発信していきたいと思います。

2007年08月

接着剤、塗料、防腐剤などの成分であり、
安価なため建材に広く使用されています。
しかし建材から空気中に放出されることがあり、
その場合は低濃度でも人体に悪影響を及ぼす可能性が。
人体へは、粘膜への刺激性を中心とした急性毒性があり、
その蒸気は呼吸器系、目、のどなどの炎症を引き起こします。
皮膚や目などが水溶液に接触した場合、
激しい刺激を受け、炎症を生ずることもあります。
いわゆる「シックハウス症候群」の原因物質のうちの一つです。
現在は、建築基準法によりホルムアルデヒドを放散する建材の使用制限が設けられています。
建材には、F☆からF☆☆☆☆までのホルムアルデヒドの放散量によるランクがあり、
F☆☆☆☆がもっとも放散量が少ない材料になります。

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木の家に住むことを
勉強する本

■著者「木の家」プロジェクト
■発行 泰文館
■発売 農文協


まず目を惹くタイトル。
建築家のみならず、林業家、作家、牡蠣養殖家、写真家、絵本作家にグラフィックデザイナー。
様々な業種の人たちが集結して出来たプロジェクト。「森」に視点を合わせ、
森の意味、森で生きる様々な人を取り上げています。木の図鑑。木材の科学。
知っておきたい木材の知識などもわかりやすく掲載。
木の家で知っておきたいことをいろいろな角度から取り上げ、
実例もたくさん盛り込まれています。木は、どのように育てられるか、
伐採までの過程や、杉の値段の話についても。
それを知ったからといって、別にコストが下がるわけではありませんが、
木の家に住まうことの意味や価値が、きっとありありと、楽しげに見えてくるように思われます。
専門書のような堅苦しさはなく、絵や写真が随所に盛り込まれ、とても読みやすくなっています。
森の意味、森に生きる人。木の図鑑、木材の科学。
そして、その木を相手に仕事をする建築家や棟梁の仕事ぶり。肝心の木の家の実例も含め、
全体が丁寧な取材と詳細データにより構成され、木と家に関心を寄せる人が
いつも手元におきたい本に仕上がっています。
付録とはいえない、「木造住宅用語辞典」もついてます。
タイトルそのままに「木の家に住むことを勉強する」絶好の参考書となるのではないでしょうか。

「熱損失係数」と呼ばれるものです。
屋内外の温度差が1℃の時、1時間に床面積1㎡辺り、どれだけの熱量が屋外に逃げるのかを表します。

「屋根・天上・壁・窓・床等から外部へ逃げる熱」÷「床面積」=『Q値』

値の小さい方が、熱の逃げにくい燃費のいい家ということになります。
暑くなった部屋をエアコンで冷やしても、止めるとすぐに暑くなるのは、
熱が逃げやすい…つまりQ値が大きいということです。
次世代省エネ基準区分におけるQ値の区分は宮城県で2.40以下です。
たとえ同じ断熱材を使用していたとしても、床面積や窓面積の大きさ、
サッシやガラスの種類、建物の方位等によりQ値はかわりますので
カタログ等に記載されていたとしても、あくまで参考でしかありません。
Q値は住いのさまざまな要素で変わってくるため、
実際には1棟1棟計算してみないと正確な数値は出ないのです。

「相当隙間面積」と呼ばれるものです。建物の気密性能を表す数値です。
床面積1㎡あたり何c㎡の隙間があるかを表します。

「建物全体にある隙間の面積」÷「実質床面積」=『C値』

数値が小さいほど気密性が高く、隙間風による熱損失係数が少ない家ということになります。
次世代省エネ基準区分におけるC値の基準値は宮城県で5.0です。
単位はc㎡/㎡で表し、5以下の数値の住宅を気密住宅と呼びます。高気密・高断熱住宅と呼ばれる住宅は、一般にC値が2以下とされています。
建友ホームは1.0c㎡/㎡以下ですから、完全なる高気密・高断熱住宅と言えます。
また建友ホームは、全ての建物において、C値を測定した上でお引渡ししています。

床・壁・天井が赤松無垢板張りの「日々木」ですが、床のお手入れはどうしたらよいのでしょうか。
         
無垢材はデリケートです。新築して2~3年は年に2,3回軽く植物性ワックスを塗り、
日常のお手入れは乾拭きを心掛けてください。
どうしても取れないシミ・汚れはやすりでけずれば元通りになります。
当社でおすすめしているのは自然素材でできた天然ワックスです。
自然素材だけでつくられているので、万一赤ちゃんがなめても大丈夫。
シルクのような光沢が出て、弾力性があり、静電気を防止するので防塵効果があります。


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